JR西日本が「ハローキティ和歌山号」。9月に串本~新宮両駅間で運行/和歌山
和歌山の旅がキティでもっと楽しくそう―。JR西日本は16日、9月から実施される「和歌山デスティネーションキャンペーン(わかやまDC)」に合わせ運行する観光列車「ハローキティ和歌山号」のデザインを発表した。この列車は快速列車全車指定席となっており、担当者は「地元の方々と相談して観光名所を描いており、鉄道の旅の新たな魅力ができる」と話している。
地元自治体の意見をデザインに反映
この列車は「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録10周年を迎えたのを機に実施される、わかやまDCの期間中に、紀勢本線(きのくに線)の串本駅から新宮駅間で運行される予定となっている。車両には新宮市の「神倉神社」や那智勝浦町の「那智の滝」、太地町の「くじらの博物館」などの観光名所とともに、制服姿のハローキティなどが描かれている。また、内装にもキャラクターが描かれる予定で、現在制作中だという。 同社和歌山支社営業課によると、車両の観光名所は、地元自治体などからの意見を聞いた上で描くことが決まった。キティちゃんは海外でも人気があるので、外国からの旅行者にも親しみを持ってもらえる期待もあるという。また、快速列車全車指定席となっており、乗車券と座席指定券が必要となる。
運行期間は9月から12月の土・休日33日間
同課担当者は「担当としてはとてもうれしいデザインで、また鉄道の旅の新たな魅力ができると思う。地元の方々と共生して作ったものですから。例えばこの夏に大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)などへ来られる予定の皆様に、もう一歩南まで来て頂き、和歌山の旅も楽しんでいただければ」と話している。 運行期間は9月13日から12月14日の土・休日(33日間)。詳しい問い合わせは、同社和歌山支社営業課(073・425・6091)まで。