千代田区のビルも拠点に?――中国「秘密警察署」の実態 「家族がどうなってもいいのか」脅しも…専門家「反政府勢力を監視」
■中国外務省は「ねつ造だ」と反発
有働キャスター 「当の中国は何と言っているのでしょうか?」 小野委員 「18日、中国外務省は『秘密警察署は存在しない』と否定。『アメリカが中国を誹謗中傷する政治操作であり、ねつ造だ』と反発しています。ただ専門家は、中国政府には狙いがあると分析しています」 「東京大学の阿古智子教授は『中国政府は、政府への批判が海外からインターネットを通じて中国に流されるのを警戒している。そのため海外にいる反政府勢力を脅威だとみて、監視して圧力をかけている』と話しています」
■落合さん「大人の対応をするしか」
落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー) 「日本にあると聞いても、『まああるでしょうね』というのが正直な感想です」 「中国側が正面から存在を認めることはないでしょうから、日本としては地政学的な条件を鑑みて、大人の対応をするしかないのではないでしょうか。お互いの関係性が緊張している時にはおそらく、見て見ぬふりをする…」 有働キャスター 「とは言え、政府に不満を持つ人を監視してもいいというのが中国のやり方、ルールなのかもしれませんが、それは自由を重んじる国では通用しません。日本政府もルールに則って、毅然と対応はしてほしいと思います」 (4月18日『news zero』より)