ピーター・バラカン監修の音楽フェス『LIVE MAGIC! 2024 Finale』開催決定 恵比寿でフェス形式の開催は今回が最後に
ピーター・バラカンによる出演アーティスト紹介
■Matthew Halsall 2023年のぼくの年間ベストワンはこのマシュー・ハルソールでした。イギリスのマンチェスター出身、40歳にして英国スピリチュアル・ジャズのリーダー的存在のトランペット奏者です。有機的なグルーヴの効いたやさしいサウンドはハープやパーカションを含む7人編成でやってきます。まさにLive Magic有終の美となること間違いなし! ■オーサカ=モノレール 30年以上にわたって黄金時代のソウルやファンクに専念してきた大阪発(現在は東京在住)の本格的なファンク・バンド。ボーカルとキーボード担当の中田亮を中心にホーン・セクション3人、ギターふたり、ベースとドラムスの8人編成で恵比寿をJB並に盛り上げます! ■el tempo シシド・カフカが主宰する、100種類以上のハンドサインを出しながら即興でリズムを奏でるリズムプロジェクト「el tempo(エル・テンポ)」。シシドさんはメキシコ生まれ、10代の一部をアルゼンチンで過ごし、サインシステムを開発したアルゼンチンのサンティアゴ・バスケスから直接学びました。メンバーも随時変わり、演奏も「一期一会」。 ■Lau スコットランドのこの3人組はフォークグループといえどもロックに近い勢いを持っています。ボーカルとギターのクリス・ドリーヴァー、アコーディオンとキーボードのマーティン・グリーン、フィドルのエイダン・オールアクの強烈な演奏力を日本で聞くのは11年ぶりになります。 ■民謡交換プロジェクト(Moseb Band+こでらんに~) 民謡クルセイダーズのボーカル、フレディ塚本率いる正統派の民謡グループ「こでらんに~」がエチオピアの伝統音楽を演奏する「Moseb Band」のメンバーと展開してきた国際交流プロジェクト。コロナ禍中のリモートのセッションを経ていよいよ恵比寿に登場します! ■Thee Marloes 今年の新しい出会いはインドネシア・ジャヴァ島出身のジ・マーローズというネオソウルバンドです。ボーカルとキーボードのナターシャ、ギターのラカ、ドラムスのトミーという3人を中心とする彼らは70年代風の洗練されたソウルのサウンドを得意とします。キリスト教徒のナターシャは教会の合唱隊で歌いながら育っただけに、インドネシア語で歌ってもゴスペルゆかりのソウルフィーリングはばっちり。 ■里アンナ × 佐々木俊之 テレビの撮影で訪れてからすっかり奄美大島のシマ唄のファンになりました。それにしてもこのふたりの演奏は画期的です。里アンナの唄、三味線、竪琴に佐々木俊之のヒップホップ寄りのドラミングは一見別世界のもののように思えるかも知れませんが、百聞は一見に如かず、見たら絶対に納得するはずです。 ■Nora Brown 2023年に横浜ジャグ・バンド・フェスティバルで来日したバンジョー奏者でオールドタイムの歌を歌うノーラ・ブラウンは何と高校生! その後イェイル大学に入学、短い秋休みを利用してLive Magicに出演してもらうことになりました。実に素晴らしい古風のアメリカーナをぜひ楽しんでいただきたいです。 ■濱口祐自 2014年の1回目からずっとお付き合いいただいている和歌山県紀伊勝浦出身の奇跡のギタリスト。アクースティック・ギターでどんなジャンルの音楽でも見事にこなしながら、独特の話術(?)で毎年ラウンジのアイドルとなっている彼に、今後定期的に会う口実を作らなくちゃ! 恵比寿でのとりあえず最後の濱口さん、お聞き逃しなく! ■ジロー・ヤマオカ 主に長野県を中心に活動しているジローヤマオカさんは基本的にブルーズを演奏するギタリストで、ブルーズの名曲を日本語にして歌うのも得意です。今年の初めに長野のブルーズのイベントでご一緒してから今年のLive Magicにお誘いしました。ぜひ聞いていただきたい本物のミュージシャンです。