悠仁さまはICUへの進学も視野に 眞子さまと佳子さまの在学時に構築された強固な警備体制(田中幾太郎)
【秋篠宮家の学校選び】#9 「姉2人が切り開いたルートも選択肢のひとつになっている」 【写真】眞子さま射止めた小室圭さんも「海の王子」 歴代42人の“出世度”は? 悠仁さまの大学進学先についてこう話すのは宮内庁OB。そのルートとは秋篠宮家の長女・眞子さんと次女・佳子さまが通った国際基督教大(ICU)への進学である。 「これまでの流れからICUが第1選択肢になるケースはないにしても、最有力とされる東大や筑波大への入学を断念せざるをえなくなった時の進学先として視野に入れ始めているようです」 ■工藤会壊滅作戦の陣頭指揮を執った“コワモテ”皇嗣職大夫の存在 その理由としてこの宮内庁OBが挙げるのは警備問題。ここのところ、宮内庁は警察官僚の登用が目立っている。2月には秋篠宮家の側近トップ「皇嗣職大夫」に元警視総監の吉田尚正氏が就任。福岡県警本部長時代には工藤会壊滅作戦の陣頭指揮を執った。こわもてとして知られるが灘高時代にはクイズ番組に出演するなど目立ちたがり屋の一面も。こうした人物の起用は皇位継承順位2位の悠仁さまの警備体制強化を意識してのものだ。 「母の紀子さまが最も気にされているのは悠仁さまの進路先の環境が高い水準にあるかどうか。そして安全面。といって物々しい警備は困る。自然体で通学できるように望んでいます。そこでICUが浮上してきた」(同) 姉2人が在学した時に構築された警備体制の経験が生きてくるというのだ。特に佳子さまが学習院大を中退しAO入試(現総合型選抜)によってICUに入学した15年は大フィーバーが巻き起こり、宮内庁、警備を担当した警視庁本部や所轄の三鷹署は対応に追われた。 佳子さまの身の安全を守るだけが任務ではなかった。トップアイドル並みの人気を誇る佳子さまの写真や動画を撮ろうと週刊誌記者に加え、ユーチューバーたちが血まなこになって姿を追っていた。「佳子さまに記者が近づこうとするのを阻止しようと私服警官が力ずくで押さえつけたりして、よくトラブルになっていた」と警視庁詰め記者は振り返る。 そうした状況を憂いていたのが秋篠宮さまや紀子さまだったと前出の宮内庁OBは明かす。「メディアと敵対するようなやり方は困る。もっとスマートに対応してほしいというのが秋篠宮ご夫妻の考えだった」という。 「次第に宮内庁や警視庁も慣れてきて、佳子さまの通学の最中に問題が起こることもなくなった。もし悠仁さまが東大や筑波大に入学することになると一から警備体制を組み直さなければならないだけに、ICUのアドバンテージは大きい」(同) ただ、ICUで悠仁さまが望むような昆虫学の研究ができるかは疑問。 「生物学の専修分野はあるのですが、満足できるかどうか。悠仁さまのトンボ論文を見る限りすでに高いレベルにあり、物足りなく感じるかもしれません」(ICU関係者) 父・秋篠宮さまは学習院大に籍を置きながら研究所に通い、理学博士号を取った。こうした方法もあるだけに、ICUをはじめ、東大や筑波大以外の選択肢もいろいろ検討されているようだ。 (田中幾太郎/ジャーナリスト)