未来的なデザインが新時代を告げる!! ベンツ・トラックの最高峰「アクトロスL」に新モデル登場!
ダイムラー・トラックグループのメルセデスベンツ・トラックス(ドイツ)は大型ディーゼルトラックの新型「アクトロスL」を発表した。 【画像ギャラリー】フラッグシップの中のフラッグシップ!新型「アクトロスL」を画像でチェック!(52枚) もともと「アクトロス」シリーズの限定エディションとして登場したアクトロスLは、いわばフラッグシップの中のフラッグシップ。現時点でディーゼル車に搭載可能なすべての技術を投入したベンツ・トラックの最高峰だ。 全面刷新されたエクステリアは、昨年10月に世界初公開された長距離輸送用の大型電気トラック「eアクトロス600」と共通で、同社は電動化をはじめとする変革を主導するだけでなく、従来型のディーゼル車に更なる効率をもたらし、業界を先導し続けるという。 文/トラックマガジン「フルロード」編集部 写真/Daimler Truck AG
「アクトロスL」とは?
2021年にローンチされた「アクトロスL」は、ダイムラー・トラックグループのメルセデスベンツ・トラックスにとって、大型ディーゼルトラック「アクトロス」シリーズのプレミアムセグメントに位置し、いわば「フラッグシップの中のフラッグシップ」だ。 2024年4月2日、メルセデスベンツ・トラックスはアクトロスLの新モデルを発表した。同社は電気駆動や水素パワートレーンなどの変革を主導するだけでなく、従来型の動力(ディーゼルエンジン)においても業界を先導し続けるという決意を示した。 新型アクトロスLは未来的なキャブデザインと最適化された空力性能、快適性に係る数多くの機能、効率的なエンジン、高いレベルのドライバビリティ、そして最新のコネクティビティやドライバー補助システムなど、ドライバーと運行管理者の双方にとって魅力的なあらゆるもの備えるという。 「アクトロス」シリーズは1996年に「SK」の後継車として始まった。同シリーズの限定モデルとして登場したアクトロスLは、そのサクセスストーリーを継承するとともに、顧客とドライバーの要求に最大限に応えるというメルセデスベンツのコミットメントを体現する車両となっている。 新たに「プロキャビン」を備えた新型アクトロスLは2024年4月より販売を開始し、同年12月より製造を開始する予定だ。 メルセデスベンツ・トラックスで開発を担当するライナー・ミュラー=フィンケルダイ氏は次のようにコメントしている。 「私たちはあらゆる駆動方式において、最上の車両ソリューションを提供することを目指しています。現時点では、伝統的なディーゼルトラックを代替可能な選択肢がない分野が存在するからです。 アクトロスLはベンツのフラッグシップとして実績のある『アクトロス』に対して、更なる最適化を全面的に施したものです。これは革新的なキャブデザインにも反映されています」。
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