メジャー初戦に日本勢は10人が出場 山下美夢有ら3人が初出場【シェブロン選手権見どころ】
今季メジャー初戦に日本勢10人が出場予定。世界ランキング40位以内(3月18日時点)の資格から日本ツアーで2年連続年間女王に輝いた山下美夢有(26位)と岩井明愛(37位)がはじめて出場。過去3年間の米国女子ツアー優勝者の資格で稲見萌寧も初出場する。そのほか、畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、西郷真央の米ツアー勢も名を連ねる。 古江彩佳のアプローチ練習に密着してみた【動画】 なかでも山下は、国内直近3試合で3度のトップ10入り。前週の「KKT杯バンテリンレディス」では、5位タイと調子も悪くない。試合前には「思い切ってプレーして、その流れでシェブロンに行けたらいいなと思っています」と、言っていただけに有言実行となった。また、パリ五輪を目指す山下にとってはポイント配分の高い今大会で上位に入ることが絶対条件。いい流れのまま今季メジャー初戦に挑む。 3人が初出場で大会を迎える一方で、注目は今回が3度目の出場となる古江。昨年は初日「68」と2位発進したものの、「75」、「76」、「75」とスコアを落とし、タフな3日間を過ごしたが、今はここまで8試合で4度のトップ10入り。メジャー初優勝に期待が高まる。 一方で、2019年の全英覇者、渋野日向子は今季予選カットがある試合ではすべて予選落ち。いまだポイントを獲得できていない。全英優勝の資格でメジャーに出場できるのは今年が最後。昨年は日本勢最上位の28位タイでフィニッシュした大会。浮上のきっかけをつかみたい今、決してイメージは悪くないはずだ。 現時点での米女子ツアーポイントランキングは、古江が日本勢最上位の3位。20位に畑岡奈紗、29位に笹生優花、30位に西村優菜、45位に稲見萌寧、56位に勝みなみ、57位に西郷真央と、7人がシード権レースの圏内につけている。“ゼロ”ポイントの渋野にとっては後半戦出場権を確保する踏ん張りどころである。 【日本勢出場者一覧】 渋野日向子(5) 笹生優花(4) 畑岡奈紗(7) 勝みなみ(2) 古江彩佳(3) 西村優菜(2) 西郷真央(2) 稲見萌寧(初) 山下美夢有(初) 岩井明愛(初) ※()内は出場回目