ポイントはたった4つ!ミニマルメイクのマスター法をプロが解説
アイブロウは「黄金比」に従う
「私がよく見かける間違いは、アイブロウの『黄金比』に従っていないことです」と、ケイさん。「眉は、顔全体を定義するカギとなります。平均で、左右の眉頭のあいだの距離は3センチメートル、眉間の中央から眉山までの距離は4.5センチメートル、眉の端から端までの長さは約5センチメートルを推奨します」 「顔が完璧に左右対称な人はなかなかいないので、バランスを整えるためにも、眉の形で調整することが重要です。黄金比に沿わずにアイブロウメイクをすると、不自然で見栄えが悪くなってしまったり、目指しているミニマルメイクから離れてしまいます」と、ケイさんは助言。
スキンケアのルーティンをつくる
どんなメイクでも、ベースとなる肌のお手入れが非常に重要。ハン・ヴァンゴやレイ・モリスのようなトップメイクアップアーティストも、メイク前にセレブの肌を整えるため、かなりの時間を費やしているそう。 「私は、継続できるスキンケアルーティンに力を入れることを推奨します。個人的には、(デパートなどの)ビューティカウンターで購入できる製品と、メディカルコスメを組み合わせるのがおすすめ。グリコール酸やラクトビオン酸などの角質除去を促す成分が入ったものと、ビタミンCやレチノールなどの成分入りのスキンケアアイテムを使用することで、毛穴の詰まりや腫れを最小限に抑え、フレッシュでみずみずしい肌を手に入れることができるはずです」と話すのは、肌やエイジングなどの美容医療を専門とする医師のディーパ・パンチさん。
初心者向けのミニマルメイクのコツは?
ミニマルメイクを施す際に、最初に気をつけたいのが、前述の「軽いタッチ」で行うこと。ブラシやスポンジを強く握らずやさしく扱い、直接指で塗る場合も力を入れないことが大切。 また、強調したいパーツと、隠したいパーツをはっきりさせることも重要。顔を明るく見せるために、眉をしっかりとブラッシングして、クリームチークで自然な血色を作り出すことを優先したいのか、他のパーツを強調したいのか、人によって異なるはず。 自分の顔のなかで好きなパーツや、メイクをしていて楽しいと感じるパーツから始めてみることもおすすめ。慣れてきたら、眉の毛流れを整えてみたり、リップの輪郭をオーバー気味に描いてみたり、よりテクニックが必要な上級者向けメイクにもトライしてみて。