【MLB】グリフォル監督を解任したWソックス サイズモアが暫定監督に就任 コーチ陣も一部交代へ
日本時間8月9日、ペドロ・グリフォル監督を解任したホワイトソックスのクリス・ゲッツGMは、今季からコーチングスタッフに加わっていたグレイディ・サイズモアを暫定監督に任命したことを発表した。現在42歳のサイズモアは現役時代、インディアンス(現ガーディアンズ)の中心選手として活躍し、2006年から3年連続でオールスター・ゲームに選出。2007年から2年連続でゴールドグラブ賞に輝き、30本塁打&30盗塁を達成した2008年にはシルバースラッガー賞も受賞した。なお、監督交代に伴い、コーチングスタッフも一部変更されている。 ゲッツGMは「グレイディは間違いなく、我々のクラブハウスのなかで最も尊敬されている人物の1人だ。グレイディを採用して、早い段階から選手もコーチ陣も彼に惹かれていった。彼は野球というゲームのことをよく理解しているし、ゲームの進め方もよく知っている」と語り、サイズモアを暫定監督に起用した理由を説明。「コミュニケーション能力も非常に高いから、残りの試合の監督を務め、選手たちがプレーしやすい環境を作るのに適任だと思っている。いい形でシーズンを締めくくってくれるはずだ」とサイズモアの手腕に期待を寄せた。 監督交代に伴い、ベンチコーチのチャーリー・モントーヨ、三塁ベースコーチのエディ・ロドリゲス、打撃コーチ補佐のマイク・トーサーも解任されることに。ダグ・シッソンとドリュー・ビュテラが共同ベンチコーチに就任し、三塁ベースコーチにはジャスティン・ジャーシェリー、打撃コーチ補佐にはマイク・ゲリンジャーが新しく起用された。 なお、ゲッツGMはシーズン終了後に正式な監督交代を発表する方針を示しており、現時点ではサイズモアはその候補には含まれていないという。内部昇格ではなく、外部から新監督を招聘したいと考えているようだ。ただし、内部昇格や監督未経験者の招聘も含め、様々な選択肢を検討していく方針を明らかにしており、今季の残り試合でサイズモアが好結果を残すようであれば、そのまま正式に監督就任となる可能性もありそうだ。選手として十分な実績を持つサイズモアが暫定監督としてどんな手腕を発揮するか注目される。