株価急騰中 ! リユース店「トレファク」快進撃の舞台裏
トレジャーファクトリー南大沢店は、楽器やホビーの売り場を拡張し、新規客が増えている(写真:梅谷秀司)
東洋経済が厳選した期待の成長株「 東洋経済グロース100 」(← クリックすると銘柄一覧をご覧いただけます)。中小型の成長銘柄や投資家の関心が高い旬のテーマ株、合計100銘柄を3カ月ごとに入れ替え、積極的に情報を発信していきます。 『会社四季報』の発売10日前からは、「四季報先取り」の一環として最新号の情報も先行配信しています(「四季報先取り」の閲覧には 会員登録 が必要です)。ここ1年の間にリユース業大手、トレジャー・ファクトリー(3093)に対するマーケットの評価が急速に高まっている。 株価は2022年に7年ぶりに上場来高値を付けると、2023年も決算を好感して4月13日、14日と大幅に続伸し、上場来高値を相次ぎ更新。17日にも一時1883円と高値を更新し、2022年安値からの上昇率は396%(4.96倍)にも達する。 市場が注目するのは、何といっても業績の向上と、今後の成長の要となる新規出店の加速だ。 12日に発表された2023年2月期決算は、売上高282億円(前期比21.0%増)、営業利益25.6億円(同2.6倍増)と大幅な増収増益を達成し、過去最高益を大きく更新した。 新規出店も、出店を再開した2022年2月期の17店に続いて、2023年2月期は台湾1号店、FC1店を含めて20店を出店と、2年連続で過去最大の新規出店を実現している。 トレファクの快進撃が続く秘密は何なのか。さまざまな要因があるが、もっとも大きいのは「既存店の向上」(野坂英吾社長)だ。
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野口 晃