広島・黒原が5回1失点の力投 前回登板ではわずか3球で危険球退場も立て直す「内のボールもしっかり使いながら」
「広島0-1中日」(7日、マツダスタジアム) 広島の黒原拓未投手(24)が5回3安打1失点の力投を見せた。「真っすぐも走っていた。ストライク先行で行けたので良かったかなと思います」と汗を拭った。 今季初登板だった3月30日のDeNA戦(横浜)では、初回先頭・度会へ投じた3球目が、頭部付近に直撃。危険球で退場となっていた。 注目された初回。先頭の三好は二ゴロ、田中は三ゴロに打ち取る。高橋への5球目には、この日の最速となる150キロを計測。最後はフルカウントからカットボールで空振り三振を奪い、小さくグラブをたたいた。 しかし、五回。1死一塁から、宇佐見に左中間を破られる適時二塁打を浴び、先制点を献上。初球の外角直球をうまく運ばれた。その後のピンチはしのぎ、試合を作って、降板となった。 この日は左打者への内角を突く場面も。「特に左打者に対して外ばかりだと狙われる。内のボールもしっかり使いながら、今後も投げていければ」と前を向いた。