首相、認知症施策の推進を指示 政府、基本計画策定へ
岸田文雄首相は26日、官邸で開かれた認知症施策推進本部の初会合で、認知症の人や家族が暮らしやすい共生社会の実現に向け「政府一丸となって取り組みを進めてほしい」と述べ、関連施策の推進を指示した。同本部は、今月1日施行の認知症基本法に基づき設置。当事者らによる会議を近く開き、施策の基本計画策定に向け、議論を本格化させる考えを示した。 政府は昨年9月に「認知症と向き合う『幸齢社会』実現会議」を設置し、法施行に先立って関係者らの意見を集約した。この意見も基本計画に反映する見通し。