不適切党員登録100人 自民党・田畑議員めぐる疑惑 自ら架空党員登録の疑い
■田畑議員は会見では「調査中」などと繰り返した
きのうの会見で不適切な党員登録が100名前後あったことを明らかにしたうえで、自身の関与を否定した田畑議員。 記者の取材に対しては「調査中」などと繰り返し、詳細な説明を避けました。 田畑議員 「きちっと調べて回答したいと思います」 「客観的な事実を確認してから確認したい」 「繰り返しですけどそれを含めてきちっと事実関係引き続きご報告したい」 政治資金に詳しい専門家は、きのうの会見から政治資金規正法違反にあたる疑いが強まったと話します。 神戸学院大学 上脇博之教授 「100人前後がどうも党員じゃなかったと、この事実をもって ますます政治資金規正法違反は明らかだなと思いますね。受けた寄付を党費に充ててしまったということにはなりますから。田畑さんの選挙区支部の収支が合わなくなるはず、そうするとその分の収入をどこか減らさないといけない、減らしちゃうとそれが虚偽になる」 田畑議員に対しては客観的な証拠を示して説明するべきだと話します。 「客観的な資料を示して説明責任を果たすべきなんですよね、口座の記録を報道に示すとか領収書を示すとか 口だけで説明されても違法行為をやった側の説明が信用できないじゃないですか」 一連の疑惑についてコンプライアンス上問題はないのか。自民党本部はKNBの質問に対し「後日、田畑議員から説明がなされると承知しています」と回答するにとどめ、見解を示しませんでした。 会見の映像を見たという支援企業の役員は「よくそんなことが言えるなと。嘘は通らない。田畑議員は自分の身を守ることしか考えていないのではないか」と話しました。 田畑議員には速やかに調査をし、嘘偽りのない説明を求めます。