キャナルシティ博多に子どもの遊び場が誕生 3歳以上なら“お預け”OK!/福岡市博多区
親子一緒でも、子どもだけでも楽しめる遊び場「スキッズガーデン」が4月25日、福岡市博多区の大型商業施設「キャナルシティ博多」にオープンします。0歳~小学2年生の子どもが対象で、3歳以上なら子どもだけで入場でき、その間に大人は買い物や観劇へ――といったことも可能。運営会社の広報担当者は「楽しく子育てに向き合う一助になれたら」と話しています。 【写真】遊びを促す五つのエリアなど
単独出店は西日本初
スキッズガーデンを運営するのは、流通大手イオンのグループ会社・イオンファンタジー(千葉市)です。主にイオンの商業施設内へゲームセンターと合わせて2009年から出店し、24年4月20日時点で全国56か所(福岡県内は3か所)に展開しています。 キャナルの店舗は57か所目ですが、ゲームセンター併設ではない“単独出店”は、23年4月の「ららぽーと湘南平塚」(神奈川県)に次ぐ2か所目。西日本では初めてです。 新たな遊び場は、キャナルのビジネスセンタービル地下1階にあり、面積は約220平方メートル。広報担当者は「仕事帰りや買い物中など、『子どもを遊ばせたい』というニーズに幅広く応えたい」と話します。
五つのエリアで夢中
「お姉さんが好きな色は黄色。近くにあるかな?」 女性スタッフが訪ねると、集まった子どもたちは周囲をキョロキョロ。1人の男児が「あった!」と自分の靴下の柄を指さすと、スタッフは笑顔で応じます。 「よく見つけたね。じゃあ、みんな自己紹介をしましょう。好きな色も教えてね」 オープンに先立って開かれた内覧会では、イベントスペースでスタッフと一緒に遊んだり、用意されたおもちゃに夢中になったりする子どもたちの姿が見られました。 スタッフは「プレイリーダー」と呼ばれ、保育士や幼稚園教諭の資格などを持っているそうです。2~4人が常駐し、見守りはもちろん、子どもたちを様々な遊びに誘います。 店内には、イベントスペースを含めて五つのエリアがあります。 ①ボールプール 上を転がったり埋もれてみたり、カラフルなボールで楽しめる人気コーナー。ボールが飛び出す仕掛けがある「ボールのふんすい」も。 ②あみあみジャングル まるでジャングルのような立体のネット遊具。新店舗で導入しており、上ったり、ネットの上で跳ねたりして遊べる。「大人もバランス感覚が養われます」とのこと。 ③トイコーナー ものをつくる想像力や空間認知能力を高めるような知育玩具を集めたコーナー。「トイマスター」が遊びをサポートしてくれるブースも。 ④なりきりタウン 花屋さんやアイスクリーム店、ラーメン屋さんなど6種類の”ごっこ遊び”が楽しめる。 ⑤イベントスペース 毎月異なるイベントを開催。工作ワークショップや季節に応じたプログラムなどを行う。 安全面に配慮し、入場口はスタッフが鍵を管理。避難訓練は、商業施設が実施するものに加え、スキッズガーデン独自の取り組みを定期的に行っているそうです。