【広島】上本崇司「必死こいてやらないと」プロ12年目で初1試合2本の適時打
<広島5-1ヤクルト>◇26日◇マツダスタジアム 大砲不在を小兵が救った。今季チーム最多6本塁打の末包に代わって、先発入りした通算3本塁打の広島上本崇司内野手(33)が打線をけん引した。 1回無死一、三塁では追い込まれながらヤクルト小川の外角スライダーに食らいつき、左前に落として先制点をもたらした。2点リードの5回には、2死二塁からフォークを引っ張って三塁線を破る適時二塁打とした。3戦連続3番起用に、プロ12年目で初の1試合2本の適時打で応えた。 22日中日戦で末包が負傷交代してから、左翼を守る。6回には先頭青木の左中間のライナーをダイビングで阻止。2回は届かなかったもの、ファウルフライにも飛び込んだ。「必死こいてやらないと。みんなも頑張っているので、助け合いだと思います」。ケガから復帰したばかりの上本が大砲離脱の不安を払拭(ふっしょく)し、貯金を今季最多タイの8とした。