“年金月10万円”と“社長の給料”で遊び暮らす75歳・老舗洋菓子店の自分勝手な3代目、ぐうの音も出ず…45歳・普段は仏の長女が放った「衝撃のひと言」【FPが解説】
高齢者がともに働くことが当たり前の時代に
時代の変化や流れも速くなり、初代が苦労して成功してもそれに甘んじてしまうと3代目といわずに2代目で潰してしまう企業もあるようです。 創業者から2代目・3代目と続き、企業も確立して安定してくると「このやり方が正しい」という考えに陥ってしまい、周りの変化への対応が遅れたり、意見を聞かなくなったりしてしまいます。これは経営者だけに限ったことではありません。 年金や退職金の金額が減ってきたり、物価が上がったりで老後の生活に不安を抱えて、定年後も再雇用制度を利用して働き続ける高齢者が増えてきました。 しかし、これまでとは立場が逆転し、後輩が上司となることで人間関係がうまくいかないケースが増えています。昔からの仕事のやり方を押し付けたり、なかには上司となった後輩に「お前は俺が育ててやったんだ」「先輩の言うことが聞けないのか」と威圧的な態度を取ったりする人もいるようです。反対に再雇用者がイジメの対象になるケースもあるようです。 いずれにしても働いていて気持ちのよい職場ではありませんね。 政府は2021年4月1日から次のような高年齢者就業確保措置の実施を、企業などの努力義務として70歳まで働ける環境の整備を進めています。 (1)70歳までの定年の引上げ (2)定年制の廃止 (3)70歳までの継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入 (特殊関係事業主に加えて、他の事業主によるものを含む) (4)70歳まで継続的に業務委託契約を締結する制度の導入 (5)70歳まで継続的に以下の事業に従事できる制度の導入 a.事業主が自ら実施する社会貢献事業 b.事業主が委託、出資(資金提供)等する団体が行う社会貢献事業 いまのところは義務ではなく努力義務ですが、これは年金の支給開始年齢を70歳に引き上げるための前準備かもしれませんね。いずれにせよ、どこの職場も高齢者率は年々高くなっていくと思われますので、働きやすい職場作りは大きな課題になっていきそうです。 川淵 ゆかり 川淵ゆかり事務所 代表
【関連記事】
- 年金月30万円の70代夫婦“悠々自適な老後”が一転…37歳“出戻り娘”が言い放った「まさかのひと言」に温厚な妻が大激怒【CFPが解説】
- 「年金、月にいくらもらっていますか?」…日本の高齢者、衝撃回答を連発
- 銀行員「申し訳ありませんが、お手続きできません」…“年金月6万円”と90歳父からの“お小遣い”で贅沢に暮らす65歳息子の末路【FPが解説】
- 後悔しています…年金月14万円「おひとりさま」を謳歌した75歳・独居老人の嘆き【FPの助言】
- 定年後は家でダラダラ過ごす年金16万円、65歳の元サラリーマン。「退職金と貯金で2,500万円だし、出不精・倹約家だから大丈夫」と思いきや…老後破産となったワケ【FPが解説】