クレジットカードで京都府北部の山村を応援して 京都・与謝野町の団体、活動応援受け取り
京都府与謝野町の与謝地域山村活性化協議会はクレジットカード「Nudge(ナッジ)」で活動の応援を受ける取り組みを始めた。同協議会の農地保全や地域資源活用などに、カード利用額の一部が活用される。 協議会は、中山間地域の複数集落が連携して地域課題解決を実践する「農村型地域運営組織(農村RMO)」で、農林水産省が2022年度から推進している。与謝、滝、金屋の各地区の農業者や地域住民などで構成し、IT技術やドローンを活用した農地管理や干し柿の製造、馬を使ったホースセラピーなどに取り組んでいる。 Nudgeは入会費・年会費無料のクレジットカード。アーティストやスポーツなどカード内の提携先「クラブ」に入会すると、利用額に応じて設定された特典がもらえ、提携先には金額の一部が還元される。 同協議会は9月9日からカードの提携先として「与謝野町ファンクラブ」を立ち上げた。特典として、写真家による同町の風景写真の壁紙、町在住のイラストレーターの作品を用意した。 谷原光昭会長は「与謝地域は町内でも高齢化や過疎化が進んでいる。全国にPRする手段としてカードを活用し、地域がにぎやかになればうれしい」と話している。