クマ対策AIカメラ設置から1カ月半 その成果は? 自動で撮影し市の職員にメール<岩手・花巻市>
岩手めんこいテレビ
2024年も岩手県内では連日各地でクマが目撃されています。 人里に現れるクマへの対策として花巻市では3月末から自動で撮影できるカメラを各地に設置していますが、1カ月半の成果を市に取材しました。 西島芽アナウンサー 「こちらがそのカメラです。クマなどを検出すると、撮影日時と画像が市の担当者にメールで送られるということです」 これは熱感知センサーにより動く物体を自動で撮影するカメラで、AIがクマと判別すると市の職員に通知されます。 クマの被害を防ごうと花巻市が400万円かけて3月末から導入したこのカメラは、現在市内14カ所で23台稼働しています。 市内でのクマの目撃は4月1日から5月12日まで30件確認されています。 2023年の同じ時期と比べると2倍目撃されていますが、このシステムで撮影した実績はゼロです。 これについて市では…。 花巻市農村林務課 山口周行課長 「(現在は)撮影する範囲が狭いため、今年度からアドバイスをもらうことにしている。(専門家の)岩手大学・青井先生の指導を受けながら、設置場所について検討していく」 市によるとシカやイノシシは10件ほど撮影しているということで、今後カメラを30台まで増やし地道に取り組みを続けたいとしています。
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