オースティン・バトラー&トム・ハーディ初共演作『THE BIKERIDERS』日本公開決定
『エルヴィス』(22)、『デューン 砂の惑星PART2』(24)などの作品で知られるオースティン・バトラーと『マッドマックス 怒りのデスロード』(15)、『ヴェノム』(18)のトム・ハーディが初共演を果たした映画『THE BIKERIDERS(原題)』が2024年秋に日本公開されることが決定。シーン写真も解禁された。 【写真を見る】無口なバイク乗りベニーを演じるのは、『デューン 砂の惑星PART2』でフェイド=ラウサを演じたオースティン・バトラー 本作は『テイク・シェルター』(12)、『ラビング 愛という名前のふたり』(17)のジェフ・ニコルズが監督、脚本を務め、次世代のハリウッド映画界を担うバトラーとハーディの2大スターが初共演をはたすバイク映画だ。 1965年のアメリカ、シカゴ。不良とは無縁の生活を送っていたキャシー(ジョディ・カマー)が、出会いから5週間で結婚を決めた男は、ケンカっ早くて無口なバイク乗りベニー(バトラー)だった。地元の荒くれ者たちを仕切るジョニー(ハーディ)の側近でありながら、群れを嫌い、狂気的な一面を持つベニーの存在は異彩を放っていた。バイカ―が集まるジョニーの一味は、やがて“ヴァンダルズ”という名のモーターサイクルクラブへと発展するが、クラブの噂は瞬く間に広がり、各所に支部が立ち上がるほど急激な拡大を遂げていく。その結果、クラブ内は治安悪化に陥り、敵対クラブとの抗争が勃発。ジョニーは、自分が立ち上げたクラブがコントロール不能な状態であることに苦悩していた。一方、バイクと暴力に明け暮れるベニーの危うさにキャシーは不安を抱え、ベニーは自分を束縛しようとするキャシーとの将来に葛藤していた。そんななか、暴走が止まらない“ヴァンダルズ”で最悪の事態が起こってしまう。 本作は、アメリカの写真家ダニー・ライアン単独での1st写真集で、1965年から1973年にかけてシカゴのバイクライダーの日常を描写したソーシャル・ドキュメンタリー「The Bikeriders」にインスパイアされ、製作された。本作のストーリーテラーであるキャシーを演じたのは『最後の決闘裁判』(21)などのジョディ・カマー。ヴァンダルズのメンバー、ジプコには名バイプレイヤーのマイケル・シャノン。ヴァンダルズを取材する写真家ダニーを『ウエスト・サイド・ストーリー』(22)のマイク・ファイストが演じ、放浪のバイカー、ソニー役には「ウォーキング・デッド」シリーズのノーマン・リーダスが扮している。 現在、1点のシーン写真が解禁されており、愛用のバイクに寄りかかりながら鋭くも憂いを帯びた眼差しが印象的なベニーの姿を捉えたものとなっている。 60年代アメリカを舞台に、伝説的モーターサイクルクラブの栄枯盛衰を描いた本作。次代のハリウッドを担う実力派キャストの共演をスクリーンで体感してほしい! 文/スズキヒロシ