レクサスRC/RC Fの生産終了を発表。ファイナルエディションを発売
レクサスは2025年1月16日、スポーツクーペのRC/RC Fの生産を2025年11月に終了すると発表した。RCはレクサスのエレガントでエモーショナルなデザインと走りの味を築き、62の国と地域で累計約7万9000台を販売。RC Fは5LV8の自然吸気エンジンを搭載したレーシングスピリットを受け継ぐ“F”モデルであり、57の国と地域で累計約1万2000台を販売した。デビューしたのは2014年10月で、約11年間のモデルライフとなる。 このほど生産終了を機に、ユーザーへの感謝を込めた特別仕様車「ファイナルエディション」を設定し、2025年1月16日に発売した。価格はRCが666万~767万円、RC Fは1360万円。今回の発売に伴い、RC/RC Fはファイナルエディションのみのラインアップとなる。なお、RC Fのファイナルエディションは200台の限定販売である。 RCはスパッタリング塗装を施したENKEI製19インチアルミホイール、レッドブレーキキャリパー、ブラック塗装とスモーク塗装加飾を施したオート電動格納式ドアミラーを設定することでスポーティな外観に。インテリアはカーボンパーツとウルトラスエードを採用し、“F”のスピリットを想起させる空間を演出している。 【画像】レクサスRC/RC Fの写真を見る RC Fは「公道からサーキットまでシームレスに楽しめる走り」をさらに追求するために、高精度チューニングエンジン、同リヤディファレンシャルを採用。高精度チューニングエンジンは、ムービングパーツの緻密な質量合わせやクリアランスの調整などによって、回転バランスの最適化とフリクション低減を実施。V8エンジンの伸び感に磨きをかけ、滑らかな回転フィールと官能的なエンジンサウンドをもたらすという。高精度チューニングリヤディファレンシャルは熟練の技術者がバックラッシュ(ディファレンシャル内のピニオンギヤとリングギヤの遊び・隙間)の調整を手作業で行うことで、加減速の応答性を向上。上質なドライビングフィールを実現するとのことである。 外観はメタルスターグロスブラック塗装を施したBBS製19インチ軽量鍛造アルミホイール、レッドブレーキャリパー、ブラック塗装とスモーク塗装加飾を施したオート電動格納式ドアミラーを採用。リヤスポイラーにはカーボンアクティブリヤウイング(格納式)を装備し、よりスポーティで洗練されたエクステリアとした。 RC/RC F両車のインテリアカラーにはスポーティさと上質さを兼ね備えた「ブラック&フレアレッド」を採用。ボディカラーではシャープな造形を際立たせる新規設定色「ソニックイリジウム」を含め、RCは全9色、RC Fは全7色をラインアップしている。 ◆◆◆ ■ラインアップ一覧 <RC> RC350ファイナルエディション(3.5LV6)……767万円 RC300hファイナルエディション(2.5L直4ハイブリッド)……711万円 RC300ファイナルエディション(2L直4ターボ)……666万円 <RC F> RC Fファイナルエディション(5LV8)……1360万円 〈文=ドライバーWeb編集部〉
編集部(yoshikawa)