貴重な〝能登豚〟信州で 炊き出し支援続ける男性【長野市】
能登半島地震の被災地で炊き出し支援を続けている男性が、長野市で1日限定の食堂を開きました。能登の食材を信州で提供したのには理由があります。 見た目は信州名物のソースかつ丼ですが…。使っているのは能登半島のブランド豚、能登豚です。同じ能登豚のローストポークや、コロッケも一緒になったランチプレートも。長野市の1日限定オープンの食堂で提供されました。 ■ヒレカツ丼を注文した客 「能登豚はたぶん初めて今回食べさせて頂いたんですが、おいしいです」 ■ローストポーク丼を注文した客 「柔らかいです。とっても柔らかくておいしいです」 ■山岸玲記者 「能登豚というのはほとんど県外では出回らないということで、そういう意味でもここで食べられる価値があるかもしれません」 食堂を開いたのは長野市で飲食店を営む木村恵太さんです。 ■木村恵太さん 「石川に炊き出しに行った時に業者さんと打ち合わせをして、炊き出し行ったついでに買うか」 木村さんは能登半島地震の発生以降、何度も石川県へ。避難所での炊き出しを今も続けています。 ■木村恵太さん 「台風19号の災害があった時も実は炊き出し検討していたんですけど、その時子どもが小さくて行けなくてですね。いつかそういう機会があれば行きたいなと」 1日限定の食堂を開いたのは、炊き出しを続ける費用をまかなうためです。 ■客 「どうやって自分たちの寄付が(被災者に)つながっているのかがわからなかったのですけれども、こうやって取り組みがしっかりと目に見えてわかるようになっているのはすごく素敵だなと思いました」 ■木村恵太さん 「一つのきっかけじゃないですけど能登をもう少し、もう一回能登のことを気にしてよって、きっかけになればいいなと思ってやっています」 26日には今回と同じ趣旨で、木村さんの店で能登豚などを使った料理を提供する予定です。