第94回選抜高校野球 副主将「毎試合全力で」 大垣日大、知事に健闘誓う /岐阜
<センバツ高校野球> 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する大垣日大の古田健二校長と阪口慶三監督、五島幹士副主将らが14日、県庁を訪れ、古田肇知事らに大会での健闘を誓った。 古田知事が「いろんなタイプの投手がいて楽しみだ」と話すと、昨年の秋季東海大会3試合全てに先発した五島副主将は「ブルペンでもお互いにライバル意識を持ちながら投げている」とチーム内競争の激しさを明かした。東邦(愛知)時代を含めて春夏通算33度目の甲子園となる阪口監督は「強力な投手陣と切れ目のない打線ができた。ちょっと暴れられるのでは」と自信をのぞかせ、五島副主将をリリーフに回して終盤の重要な場面を託す構想も披露した。 大垣日大が初出場で準優勝した2007年、古田知事は甲子園へ3度足を運んで応援。中でも決勝の雰囲気を「表彰式があって選手の行進があって、観客の拍手がずっと鳴り響き、とてもいい空気だった」と懐かしむ一方、「県勢は戦後の優勝が無く、悲願だ」と激励した。五島副主将は「優勝旗を持って帰れるよう、毎試合全力で頑張ります」と力強く応じた。 大垣日大は大会第4日(21日)の第3試合で只見(福島)と対戦する。【駒木智一】