スカイマーク、24年4-6月期純損失15億円 通期予想は最終黒字42億円
スカイマーク(SKY/BC、9204)の2024年4-6月期(25年3月期第1四半期)決算は、純損益が15億1600万円の赤字(前年同期は9億9300万円の赤字)だった。円安や燃油高で営業費用が増加したほか、法人税等調整額が生じて赤字となった。2025年3月期通期の業績予想は据え置き、最終損益は42億円の黒字を見込む。 4-6月期は、売上高にあたる事業収益が6.3%増の235億4200万円、営業損益が21億8200万円の赤字(同14億3600万円の赤字)、経常損益が10億2400万円の赤字(同5億5500万円の黒字)と増収減益だった。 事業収益は前年同期に続き過去最高を更新したが、円安と原油高によるコスト増で減益となり、為替差損益などにより法人税等調整額が4億9000万円発生した。 営業費用は9.0%増の257億2500万円。このうち、事業費は8.3%増の240億9700万円だった。燃油費の上昇や円安、空港関連業務委託費などの増加が影響した。ヘッジ後の為替レートは1米ドル141.2円、原油価格は1バレル77.3米ドルだった。 2025年3月期通期の業績予想は据え置き、事業収益が2024年3月期比7.8%増の1122億円、営業利益が25.0%減の35億円、経常利益が51.8%減の36億円、純利益が40.1%増の42億円と黒字になる見通し。
Tadayuki YOSHIKAWA