米コメディ界の新星、ゴールデングローブ賞の司会に
人気急上昇中の米コメディアン、ニッキー・グレイザーが、2025年のゴールデングローブ賞の司会を務めることが発表された。米テレビ局CBSと配信サービスParamount+が同時中継する。 グレイザーは、1984年・ミズーリ州セントルイス生まれ。鋭い観察眼と率直な物言いを武器に、スタンドアップコメディの世界で頭角をあらわした。2022年にはHBOのコメディ特番「Good Clean Filth」で注目を集め、翌年の「Nikki Glaser: Someday You'll Die」ではエミー賞にノミネートされている。 「ゴールデングローブの司会は夢のような仕事です」とグレイザーはコメントを発表。 「テレビと映画の祭典であるだけでなく、コメディにとっても重要な夜なんです。芸能界が自らを愛情を込めて揶揄することを許す、数少ない機会の一つですから」 今回の司会者発表は例年より早い。前回は直前の12月下旬に決定したことと対照的だ。これは、2024年の放送が高視聴率を記録したことを受け、CBSとディック・クラーク・プロダクションが3月に新たに5年契約を結んだことが背景にある。 グレイザーは、過去に5回司会を務めたリッキー・ジャーベイスや、4回務めたティナ・フェイ、エイミー・ポーラーのコンビの後を継ぐ形となる。「ティナ、エイミー、リッキーが過去のゴールデングローブのオープニングモノローグで、私たちが聞きたくても聞けなかったことを言ってくれた。その伝統を引き継ぎたい」と意気込みを語っている。 第82回ゴールデングローブ賞授賞式は2025年1月5日に行われる。