「迷惑!」石丸伸二氏、滋賀県彦根市の「一日市長」就任に厳しい声「市長の市政私物化」指摘まで
7月7日の東京都知事選に出馬し、小池百合子氏に次ぐ票を得た前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏。選挙直後こそテレビ出演が相次いでいたが、このところ、その数が激減しているようだ。そうしたなか、7月31日放送の『ABEMA Prime(アベプラ)』(ABEMA)に出演した石丸氏は、元サッカー日本代表の本田圭佑氏、ジャーナリストの田原総一郎氏、実業家のひろゆき氏らと対談した。 【写真あり】石丸伸二氏“おきに”のマイカー 「石丸氏と本田氏は初対面だったそうです。対談では本田氏が『僕はサッカーをやってきて、長くメディアとつき合ってきたんですけど、ものすごくメディア、嫌いなんです』と前置きし、『素人の方が、ちんぷんかんぷんな質問をしてもちゃんと答えます。むしろサッカーの番記者みたいな人が、ふざけた質問したときには断罪します』と語りましたが、その言葉に石丸氏は激しく同意していました」(週刊誌記者) 都知事選当日の選挙特番『Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP』(フジテレビ系)で、元乃木坂46の山崎怜奈の質問に厳しく対応し、注目された石丸氏だが、番組ではそのときのことについても振り返り、「選挙特番で限られた枠のなかで出てくるのは当然、プロの方だと思って。しかも、あのときは画面(モニター映像)もなくて、音声だけだったので『あれ? これプロの人なのかな?』と思いながら、受け答えに終始していた」と語り、さらに「プロとして来ているのか、そうじゃないのか。立ち位置がよく分からないキャスティングだった」と首をかしげた。 そして、この『アベプラ』放送翌日の8月1日、石丸氏の姿は、滋賀県彦根市の和田裕行市長と対談するため、会場となった彦根市の「平和堂HATOスタジアム」にあった。 「和田市長は、石丸氏の都知事選活動を支援するため、上京までしていました。こういった縁から、今回の対談が実現したわけです。内容が同時配信されたこともあり、会場の定員が6300人のところ『1000人も来ていないっぽい』などというXの投稿もありました。トークもそれほど盛り上がらず、和田市長が『重大な発表をします』といった趣旨の発言をしたので期待したのですが、『国民連合的につながった石丸新党はできあがっている。次の(石丸氏の)動きをみんな待っている』という、薄い内容だったため腰砕けになりました」(同前) だが、サプライズは翌2日に起きた。石丸氏が同市の「一日市長」に就任したのである。 9時50分に彦根市役所に登庁した“石丸市長”は、ロビーに集まる100人ほどの市民に「すごく楽しみにしています」と笑顔であいさつして“公務”に就いた。スケジュールを把握しているであろう人事課に、本誌が石丸氏の業務内容を尋ねたところ、「彦根城に行くと聞いていますが、我々も詳細はわからないんです」と担当者は申し訳なさそうに答えた。 石丸市長の“公務”に対し、Xでは 《おい、最悪だよ!?何で、滋賀県に来る!?来るなよ!?彦根市の市長になるな!迷惑!》 《「都知事選支援が縁」って、彦根市長の、市民無視した、これは市政私物化ではないの?》 《広島・安芸高田市長の時の恫喝や市長選のポスター代金未払で訴訟になったような人が、他市で1日市長ですか》 など、厳しい意見が目立っていた。よくも悪くも、まだまだ話題が尽きない石丸氏である。