世界的文化遺産「ファルネーゼのアトラス」像、イタリアパビリオンで日本初展示
2025年大阪・関西万博でパビリオンを出展するイタリアは会期中、古代ローマ時代の世界的な文化遺産として知られる大理石の「ファルネーゼのアトラス」像を展示すると発表した。同像の展示は日本初となる。
像は、ギリシャ神話で神々の戦いに敗れた巨神アトラスが天空を支える罰を与えられたエピソードについて、天球儀を担いだ姿で具象化している。150年頃の制作で高さ2メートル、重さは2トンあり、同国のナポリ国立考古学博物館が所蔵する。同博物館のコレクションの中でも「最も代表的な傑作の一つ」とされる。
イタリアパビリオンは「ルネサンスの理想都市」をテーマに建設が進む。マリオ・バッターニ政府代表は「日本やアジアの方にレプリカではない実物を見てほしい」と話している。