初夏告げるスイレンの花 三重・多気町丹生の神宮寺で
丹生大師として親しまれる三重県多気郡多気町丹生の神宮寺(岡本祐範住職)で、初夏の訪れを告げるスイレンの白色の花が咲き始め、参拝客を楽しませている。 スイレンは、水位が安定している池や沼で育つ水生の宿根草で、地下茎または塊茎を持つ。花色は白、黄、ピンク、紅などで、円形や楕円(だえん)形の葉の上で開花する。 丹生大師でスイレンが咲くのは山門横と、客殿隣の中庭の池。今年は例年と同じ5月10日ごろから咲き始め、10輪ほどが開花。毎朝8時半ごろから開き、昼すぎには閉じる。見頃は6月半ばだが、7月ごろまで楽しめるという。現在はアヤメやラン科のセッコクも見ることができる。 岡本祐真副住職(49)は「今年もきれいにスイレンが咲き始めました。ぜひ見に来てください」と話している。 また、6月の丹生大師周辺はササユリやアジサイも見頃となる。