6年間の思い出胸に…1万4700人が学びやに別れ 鹿児島県内公立小学校で卒業式
鹿児島県内のほとんどの公立小学校で22日、卒業式があった。6年間の思い出を胸に、約1万4700人が学びやに別れを告げた。 3年待たせてごめん…卒業式当日、事故で入院した担任は「もうひとつの式」に招かれた ようやく言えた「おめでとう」
鹿児島市の荒田小は71人が卒業。担任教諭から一人一人名前を呼ばれると元気よく返事し、鬼塚仁(まさし)校長(60)から卒業証書を受け取った。鬼塚校長は「皆さんは何にでも一生懸命取り組み、学校を支えてくれた。夢をしっかり持ち、努力を続ける人になってほしい」と激励した。 卒業生の折戸洸太朗君は家族の転勤で県外の中学校に進むといい「カヌーで錦江湾横断に挑戦したのがいい思い出。新しい環境でも前向きに頑張りたい」と決意を新たにしていた。 式では新型コロナウイルス禍で見送っていた在校生の参列も5年ぶりに再開し、5年生が先輩たちへお祝いの歌を贈った。県教育委員会によると、県内では22日、この春に卒業式を行う公立小460校のうち、437校で式があった。
南日本新聞 | 鹿児島