恥ずかしさを感じたことも…FTISLANDのイ・ホンギ、皮膚疾患を告白
韓国のロックバンド・FTISLANDのボーカルで、最近はサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(通称、日プ)のボーカルトレーナーを務めたことでも話題のイ・ホンギが「化膿性汗腺炎」であることを公表。コンプレックスとして長年悩まされていたと明かしました。
今年5月に出演したバラエティー番組で、でん部にできる“おでき”により手術を8回受けたと明かしていたイ・ホンギ。12月18日に「化膿性汗腺炎」の認識を改善するキャンペーン動画に出演し、自身が経験した症状や精神的な苦痛についてオープンに語りました。 「化膿性汗腺炎」とは、わきの下や鼠経、でん部などのアポクリン腺が多い部位の皮下に痛みをともなう結節、膿瘍などが繰り返しでき、腫れたり膿が出たりする慢性炎症性の疾患。何度も繰り返すことから治療期間が長期に及ぶこともあると言います。 イ・ホンギの場合はでん部に発生し、中学生の頃から症状と闘ってきたそう。イ・ホンギはこの疾患について「診断に平均7年~10年かかります。どこに行けば診断を受けられるのか、よく分からなくて迷う場合も多いです。羞恥心、痛み、頻繁な手術に一人で苦しんで憂鬱感に陥る場合も多く、座っていることも運動をすることも考えにくい疾患」と紹介し、自身の経験を明かしました。 「症状がひどい時は番組収録の途中で退席したり、コンサートがキャンセルされたこともありました。(痛みのせいで)歩くことも歌うこともできず、飛行機に乗ることもできません。熱も出ます。だけど、打ち明けることに恥ずかしさがありました。膿瘍が破裂すると膿や血が出るので予備の下着を何枚も持ち歩くほど深刻でした。サンタクロースがいたらプレゼントに新しいお尻をくださいと願うほどの痛みでした」 「化膿性汗腺炎」は一般的な知名度が低いため、周囲から仮病を疑われたこともあったと振り返りました。 「収録やコンサートをキャンセルしないといけない、飛行機に乗れないかも知れないと伝えないといけないけれど、そこまで説明するのはとても大変でした。人々に“おでき”と説明すると小さな吹き出物だと思われてしまうのですが、大きさや痛みは人それぞれで…どう説明すればいいのかもわからなかったし、恥ずかしかったです」 「僕が痛みがひどくて練習に行けないと言うので、メンバーたちも最初は仮病だと思っていたそうですが、練習生の頃に処方された薬を塗るのを手伝ってくれて、僕が手術を受ける姿を見て『本当にすごく痛くて大変な疾患なんだな』と思ったと聞きました」 より多くの人に疾患について理解してもらうために世間に公表したことで、前向きになることができたと語ったイ・ホンギ。同じ悩みを抱える人々へ次のようにメッセージを送りました。 「僕のように公表するのは大変だと思います。だけど、抱えている苦痛について一度しっかりと説明をしたら、そこまでが大変だと思いますが、その扉を開けたらとても気持ちが楽になります。安心して診断を受けて、治療を受けることができます。恥ずかしがらないでください。疾患はあなたのせいではありません。自分を責めることも恥ずかしがる必要もありません」