長野県飯田市大瀬木 カタクリ咲き始め かたくりの里 4月7日に祭り
長野県飯田市大瀬木の「梅ケ久保かたくりの里」で、カタクリの花が咲き始めた。管理する梅ケ久保自然愛護会によると、寒の戻りの影響で開花は平年より4~5日遅いというが、「これから春らしい陽気が続けば1週間後くらいには見頃となりそう」としている。 同所はかつて森林だったが、木を伐採し地面に日が当たるようになると、カタクリやササユリが咲くようになった。周辺住民で愛護会をつくり、2000年から保護活動を続けている。現在では約1ヘクタールの敷地に3~5万株ほどが咲き乱れる一大群生地となった。毎年、開花の時期になると県内外から花見客が訪れている。 会場には募金箱を設置し、カタクリ保護のための協力金を募っている。 三村弘三会長は「4月7日のかたくり祭のころには見頃を迎えそう。多くの人に足を運んでほしい」と呼び掛けている。初夏にはササユリ、秋には紅葉も楽しめる。 かたくり祭は4月7日午前9時~午後3時。小雨決行。おいしいものが当たるくじ引きや綿あめの無料サービス、キノコの駒打ちや魚のつかみ取り体験のほか、フランクフルトや焼き鳥、五平餅などの出店も並ぶ。