みずほFG 純利益が前年比24.4%増加 政策金利引き上げの影響も公表
みずほフィナンシャルグループの今年4-9月期の決算は純利益が前年と比べて24.4%増えた4157億円となりました。2024年3月期の純利益の見通しは300億円引き上げ6400億円に上方修正しました。配当については1株当たり5円増やした年間100円に配当計画を引き上げました。 日銀が金融政策を修正して政策金利を引き上げた場合の収支への影響額も公表しました。マイナス金利が解除されただけでは、23年7月に公表した試算と変わらず+350億円程度の影響ですが、政策金利の引き上げが続いた場合、+0.1%の引き上げあたり平均して+500億円程度の影響があるとしています。 会見した木原正裕社長は今後の資金の運用について「日本国債については居所が定まっていないと思うので慎重であり、米国債についてもまだまだ物価の動向が落ち着いておらず、金利が高止まりする可能性もあると思っているので、慎重なスタンスを崩していない。よっぽど景況感が悪化し金融政策が変わることが見通せない限りは慎重スタンスを継続することになる」と述べました。