【巨人】山崎伊織、自身が先制打も2勝目スルリ…6回まで無失点も7回に同点犠飛許す
◆JERA セ・リーグ 阪神―巨人(16日・甲子園) 巨人・山崎伊織投手の2勝目はお預けとなった。6回まで無失点に抑えていたが、7回に阪神の代打・糸原に同点犠飛を許した。 先取点を奪ったのは、自身のバットだった。阪神の先発・村上頌樹投手から、先頭の岸田行倫捕手がチーム初安打となる右中間二塁打で出塁。吉川尚輝内野手の中飛で岸田が三進した1死三塁で、山崎伊が追い込まれながら、村上の低めの球を中前にはじき返し、1点を奪った。 打撃にも定評のある山崎伊は今季3試合目で2度目のタイムリー。この時点で通算でも得点圏では19打数7安打の打率3割6分8厘と、野手顔負けの勝負強さを誇っている。 本職の投げる方でも1、4、5回と得点圏に走者を背負ったが、味方の好守にも助けられて6回まで無失点。しかし、7回1死二塁からの投ゴロで自身の野選が絡んで1死二、三塁とピンチを広げると、ここで代打・糸原に右犠飛を許した。後続は断って7回1失点にまとめたが、今季2勝目の権利を失った。 また、ジャイアンツは昨季、阪神に6勝18敗1分と大きく負け越した。特に甲子園では3勝10敗と鬼門となっている。
報知新聞社