暑さのち警報級大雨の恐れ 明日は西日本 週明け月曜は東海や関東など東日本~北日本
13日(月) 近畿~東北で警報級大雨の恐れ
週明け13日(月)は、近畿や東海、関東~東北にかけて、警報級の大雨の恐れがあります。寒冷前線通過時には、局地的に非常に激しい雨が降り、静岡など東海地方を中心に5月としては記録的な大雨となる所もありそうです。大気の状態が不安定なため、落雷や竜巻などの突風に警戒が必要です。 【大雨のピーク】 近畿~東海・北陸 13日(月)朝の通勤時間帯~昼頃 東北 13日(月)昼前後 関東 13日(月)お帰り時間帯 前線の動きにより、大雨のピーク時間帯が前後する可能性があります。風も強まり、交通機関に影響が出る恐れがあるため最新の気象情報・交通情報をこまめに確認して下さい。
非常に激しい雨とは?
非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。 なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。 ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では(非常に激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。
日本気象協会 本社 福冨 里香