「慣れていない土地で少しでもほっと一息つけるような場所に」金沢で2次避難者向けの“子ども一時預かり”施設開設
被災地から2次避難する被災者が増える中、金沢市内の避難先のホテルでは子どもの一時預かりの取り組みが進んでいます。 【写真を見る】「慣れていない土地で少しでもほっと一息つけるような場所に」金沢で2次避難者向けの“子ども一時預かり”施設開設 金沢市尾張町のホテル「LINNAS Kanazawa」では1月4日以降、一部の部屋を2次避難所として活用していて、現在は46ある部屋のうち20室以上で被災者が生活しています。 5階の多目的ルームに設けられているのは「みんなのこども部屋」。「NPO法人カタリバ」と「一般社団法人第3職員室」が、2次避難している0歳から18歳までの子どもたちのための居場所として開放しています。生活再建や復旧作業などのために保護者が外出する間、無料で子どもを預かります。 能登町から金沢へ2次避難 枳殻穂乃香さん 「家がだめになったので、一時、車の中で生活していたが、子どもらが心配なので。子どもらが笑顔でいるからこっちは安心するというか助かる」 第3職員室・大学生ユースワーカー 坂上慎太朗さん 「慣れていない土地に来られて心身共に疲れている方もいると思う。それは保護者も子どももそうだと思う。少しでもほっと一息つけるようなそんな場所になっていったらいいな」 しかし利用者の大半が小学生未満ということから保育スタッフの確保が必要に… ここで、活用されたアプリが「ちょこっとほいく」。 保育者を必要とする場所と、保育の資格を持つ人や保育を学ぶ学生をマッチングさせ、1日単位から勤務ができるものです。 ちょこっとほいくを利用 林智子さん 「2次避難をしている方の手伝いをしたいなと思っていて、力仕事とかはできないし幼稚園教諭と保育士の免許はあるから良いかなと思った」 「みんなの子ども部屋」は毎日、午前10時半から午後4時まで利用でき、申し込みは5階の多目的ルームのほかインターネットでも受け付けています。
北陸放送