「生活保護」を受けていますが料理が得意でなく「栄養面」が心配です…宅配弁当を活用してもよいでしょうか?
生活保護をもらっている方のなかには、料理が得意ではなく「栄養面」を心配する方もいらっしゃるでしょう。 最近では、料理が苦手な方や栄養面が心配な方に向けて、宅配弁当というサービスがあります。しかし、限られた生活保護費でも宅配弁当を利用できるのかは、気になるところです。 そこで今回は、生活保護をもらっていても利用できる宅配弁当サービスや費用相場について解説します。
宅配弁当サービスとは?
宅配弁当とは、電話やインターネットから注文して、弁当を自宅に届けてもらえるサービスです。栄養バランスに配慮された、彩り豊かな弁当が手元に届きます。 カロリーや塩分を調整した弁当や少量の弁当など種類も豊富で、高齢の方や栄養バランスを気にしている方におすすめです。 株式会社アクロスソリューションズと一般社団法人日本唐揚協会が共同運営している「食の窓口」では「宅配弁当と1人暮らしについての意識に関するアンケート調査」を実施しています。 この調査において、宅配弁当を利用している方の割合は、20歳以上の男女で3.1%でした。 この結果から、まだまだ普及しているとは言い難いでしょう。
宅配弁当サービスの費用相場
栄養面を意識しながら、手間をかけずに食事ができる宅配弁当サービスですが、どれくらいの費用がかかるのかを、知らない方もいらっしゃるでしょう。この章では、宅配弁当サービス3社の費用をご紹介します。 それぞれのサービスにおける1食分の弁当代は、表1の通りです。 表1
※すべて税込み ※参考サイトを基に筆者作成 宅配弁当サービスや注文する内容によって価格はさまざまですが、1食あたり600~900円が相場であることが分かりました。1食663円の宅配弁当を毎日1食分注文した場合、月当たりの費用は1万9890円となります。 なお、生活保護をもらっていても、宅配弁当サービスの利用に制限はありません。しかし、生活保護は厚生労働大臣が定めた基準で計算されて、必要最低限の生活費分しか支給されないため、なるべく節約したいところです。 費用をおさえたい方は、宅配弁当サービスの活用は1日1食分にして、ほか2食は簡単な食事を自炊するとか、時間がないときだけ利用するなどと、工夫するとよいでしょう。