写真：Pasya/アフロ

《インスタとFacebookに湧いてくる詐欺広告は通報しても何度も出てくるけど、なんとかならんの？被害者も居るのに、、、》 　実業家・ひろゆき氏が、3月2日、自身の「X」で「tbc東北放送」が報じたニュースを引用し、こうつづった。仙台市に住む50代女性が、「ひろゆき」や「ホリエモン」の名前を使った投資名目の詐欺により、現金3000万円あまりをだまし取られたという。 　記事によると、女性は2023年12月、インターネットでFX投資に関する広告をクリックし、「有名人が投資を教える」というSNSに誘導された。「ひろゆきが投資を指導する」といった嘘の内容を信じ、指定された口座に約2400万円を送金。同様に、ホリエモンこと堀江貴文氏が投資を指導するという内容も信じ、口座に約810万円を振り込んだとも伝えられた。 　似たような事件は、全国的にいくつも起きている。2月には徳島県に住む50代男性が、フェイスブックで堀江氏を名乗って投資をすすめる広告をクリックし、勧誘された結果、指定された口座にあわせて約1000万円を振り込んでしまったケースが報じられている。 　2月27日には、堀江氏も自身のXで《俺の詐欺広告やめさせろや》と、フェイスブックを運営するメタ社に怒りを表明。勝手に広告に使われたあげく、被害にあった人々から連絡が来るようで、1月にも《SNSで俺の写真使った詐欺広告が跋扈してますが、プラットフォーマーに連絡してもイタチごっこなので、俺に知らせても何の意味もないです。何で被害者の俺があんたの為に働かなきゃなんないの？考えりゃわかるだろ。俺に連絡するんじゃなく、警察に被害届出しなさい。》などと説明していた。 　SNSでも、詐欺広告に呆れる人々の声があふれている。 《フェイスブックとインスタは無法地帯。被害者もいるんだから、ザッカーバーグが動かないなら日本は取り締まれば良い。》 《これは本当何度通報してもなくなりませんね、認められませんでしたって結果しか出たことない。》 《多いよね。SNSに慣れてたらまただって思うけど、新NISAを始めたりして初めてそういう広告に出会った人なんかはあぶないかも。》 《Facebookのなりすましや詐欺広告は野放しですよね　通報しても繰り返し出てくるし、審査結果も毎回問題無いって。。》 　2月末には、メタ社のCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏が来日し、岸田文雄首相と会談している。「非常に生産的な議論ができた」と満足げなコメントを残したザッカーバーグ氏だが、はたして詐欺広告を撲滅する対策はできているのだろうか。