＜ソ・西＞延長10回、サヨナラ打を浴びた増田（撮影・成瀬　徹）

　◇パ・リーグ　西武1－2ソフトバンク（2024年4月27日　みずほペイペイ） 　西武は延長10回サヨナラ負け。今季5度目のサヨナラ負けで、延長戦は昨年から14連敗となり、15～16年のDeNAの13連敗を抜き、2リーグ制後のプロ野球ワースト記録となった。 　3回2死から金子侑が2年ぶりの本塁打となる先制の左越え1号ソロ。この日「みずほペイペイドーム」改名後の初戦だった敵地で記念の1号となった。右打席では19年以来5年ぶりの一発。「久しぶりに打ったので興奮した」と幸先いいスタートだったが、同点とされ突入した延長10回、5番手・増田が踏ん張れなかった。 　これで月間4度目の延長サヨナラ負け。球団では53年4月以来71年ぶりの屈辱となった。3月31日の楽天戦でも延長サヨナラ負けを喫しており、早くもパ・リーグ全5球団に延長サヨナラ負けを喫したことになり、松井監督は「何とか粘って粘って、1イニング、打者一人を投手全員で抑えていこうと思ったけどね…」と険しい表情だった。（福井　亮太） 　≪昨年6月から始まった…≫西武が延長10回サヨナラ負け。延長戦は昨年6月15日巨人戦から14連敗となり、2リーグ制後では15～16年DeNAの13連敗（1分け挟む）を抜くワースト記録となった。また、延長サヨナラ負けは今季5度目で今月4度目。球団では53年4月以来71年ぶり2度目となった。なお、サヨナラ試合は23年8月12日ロッテ戦から8連敗中。53年の球団ワースト記録9連敗にあと1試合と迫っている。