八戸圏域の有名人、特産物、名所のトレカでバトル 南部町で初の大会
八戸青年会議所まちの魅力発信委員会(石橋康弘委員長)は9日、南部町のアヴァンセふくちで、八戸圏域8市町村で活躍する人や特産物、有名スポットを採用したトレーディングカード「スクラムエイトカード」のデュエルトーナメント大会を初開催した。八戸圏域などの5歳から44歳までの32人が参加。家族や友人が応援に駆け付け、大盛況の大会となった。 カードは各市町村11枚ずつ計88種類。役割と等級、市町村ごとの属性が設定されており、カードバトルゲームとして遊べる。特に強い効果を持つ「レアカード」を観光施設や飲食店などに分散設置し、カードを求めてファンが各市町村を巡る仕掛けも作った。 32人限定で出場者を募集した大会は、締め切り前に枠が埋まる人気ぶり。8ブロックに分かれての予選リーグとトーナメントで、集めたカードと戦略を駆使して争った。 9歳の息子が大会に出場した八戸市多賀台の介護福祉士、片沼尚明さん(37)は「休みの日に息子と8市町村を回り、初めて入る店で買い物をしながら楽しくカードを集めた。親子の思い出になる良い企画で、来年もぜひ続けてほしい」と話した。 石橋委員長は「レアカードは早い場所では2週間ほどでなくなった。企画が成功して本当に良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。 大会では、首藤建さん(八戸市)が優勝、鹿島崚太郎さん(五戸町)が準優勝、向井太一さん(六戸町)が3位となった。
デーリー東北新聞社