【プレビュー】勝利を欲する両雄がカシマで激突。自分たちのスタイルを前面に出して勝ち点3を手にするのは鹿島か川崎Fか | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは3月16日から17日にかけて第4節が開催。17日、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと川崎フロンターレの一戦が行われる。 ●【速報】代表復帰の長友佑都が14年ぶりJ1ゴール!
今季、第4節にして両雄が激突する。近年の成績は川崎Fが圧倒しているが、鹿島はこの悪い流れを断ち切ることができるか。注目の一戦となる。 鹿島はここまで1勝1分1敗とスタートダッシュを切ることができていない。開幕戦こそ勝利したが、2試合目で引き分けると、前節は昇格組のFC町田ゼルビアに対して0-1で敗戦。ロングボールを使って敵陣に相手を押し込んでいくサッカーがなかなか機能せず、町田の守備を崩し切ることができなかった。 今節は開幕戦以来の勝利を目指すことになるが、対峙するのは近年、天敵と言っていい川崎F。ことリーグ戦に限っていえば、8年間の16試合で4分12敗と一つも勝利を上げることができておらず、現役時代に鹿島でプレーしていた鬼木達監督に土をつけることができていない。この状況を止められるかは一つのポイントになる。 期待したいのは、やはり再び代表に選ばれた佐野海舟だ。町田戦ではいい面と悪い面が出た試合になってしまったが、そこからどれほど改善することができているか。代表戦に繋げるためにもハイパフォーマンスを期待したい。 一方、川崎Fも今季はいい滑り出しをすることができていない。開幕戦で湘南ベルマーレを相手に逆転勝利を飾ったが、次に相対したジュビロ磐田戦では5失点を喫して敗戦。前節は京都サンガF.C.に0-1で破れるなど、ボール保持こそすれど、安い失点を繰り返して勝ち点を落としている。この状況を立て直さなければ、勝利の数は増えてこないだろう。 チームとして必要なのは、やはり攻撃だろう。川崎Fらしさを前面に出していくには、いかに攻撃の質を高めていくかがポイントになる。一度や二度うまく行かなくても、それならば三度攻撃すればいいと、素早いボール奪取から攻撃を繰り出していく近年の戦いをもっと体現したいところだ。それができれば、いい守備といい攻撃が両立できるはずだ。鍵を握るのは脇坂泰斗か。攻守にチームを牽引しなければいけない存在が、この試合でどんなパフォーマンスを見せるかは注目したい。 これ以上、上位陣に置いていかれたくはない。勝利を欲する両雄の対決は、17日の15時キックオフだ。