グループAにWRカーも! 『スーパーグリッドウォーク』に1980年代~1990年代のWRCマシンが並んだ!!【モーターファンフェスタ2024】
スバルにWRCタイトルをもたらしたグループAインプレッサ
そして今回のモーターファンフェスタ2024・スーパーグリッドウォークに参加したもう1台のインプレッサがグループA時代を戦ったインプレッサ555だ。 この車両は世界的なスバルコレクターである@BOXER_GrA_GC8の所有車で、1994年WRCニュージーランドラリーのカルロス・サインツ車。やや経年劣化が進んだステッカー類を化粧直ししたばかりで、まるでファクトリーから出てきたばかりのような姿を見せてくれていた。 グループA車両であるインプレッサ555は1993年のWRC1000湖ラリー(フィンランド)でデビューし、改良を重ねながら1996年まで使用され1997年にWRカーに切り替わっている。つまり、モーターファンフェスタ2024のスーパーグリッドウォークにはグループAインプレッサ、インプレッサWRカー第一世代(S5)、第二世代(S6)と三世代のスバルワークスマシンが並んだことになる。 しかも、このインプレッサ555は自走でピットからグリッドまで移動。WRCワークスマシンのボクサーサウンドを富士スピードウェイに響かせた。その様子、サウンドを当日の「X」のポストからご覧ください。 また、スバルを愛するライター・井元貴幸氏の試乗レポートと合わせてこのスーパーグリッドウォーク参加車両を解説しているので、一度ご覧いただければより楽しめるのではないだろうか。
スバルのWRC躍進の礎となったレガシィRS
スバルのWRCでの活躍といえば、1995年のドライバーズチャンピオン(コリン・マクレー)とマニュファクチャラーズチャンピオンのダブルタイトル、そして1997年までの日本メーカー初となるマニュファクチャラーズチャンピオン三連覇という栄光に彩られたインプレッサの印象が強い。 しかしインプレッサの活躍も、その基本コンポーネンツは1990年からスバルがワークスチーム参戦した際に使用したレガシィRSがベースになっていることを忘れてはならない。 今回展示されたレガシィRSはスバルのワークス活動を担ったプロドライブ製のグループAマシン。1992年のWRCニュージーランドラリーで地元の有力ドライバー、ピーター・"ポッサム"・ボーンがドライブした車両だ。 上記のインプレッサ555と同じく@BOXER_GrA_GC8氏の所有車両。レガシィのプロドライブ製グループA車両は、STIギャラリー(東京都三鷹市)に時折展示される1993年WRCニュージーランドラリーのスバル初優勝車が有名だが、日本国内にあるのはそれとこの1台を合わせた2台のみではないだろうか。 その貴重なプロドライブ製グループAレガシィRSがモーターファンフェスタ2024のスーパーグリッドウォークに参加。残念ながら自走ではなくボクサーサウンドを響かせることはなかったが、個人所有の歴代スバルWRCマシンが並んだ様子はまさに壮観。 車両の詳細についてはMotorFan.jpで既報のとおり。未読の方はぜひご覧いただきたい。
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