地震で「タンス預金」が全滅! 「地震保険」でカバーできないものでしょうか……?
現金は地震保険の補償対象になる?
地震保険には補償対象外となるものも存在します。例えば、住居として使用されていない建物(車庫や倉庫など)や、1個または1組の価額が30万円を超える貴金属・宝石・骨とう、通貨、有価証券(小切手、株券、商品券等)、預貯金証書、印紙、切手、自動車等は補償対象外となります。 特に重要なのは、現金や有価証券なども補償対象外であることです。これは、タンス預金が全滅した場合、地震保険ではその損失を補填することはできないということを意味します。 そのため、現金や重要な書類などは、耐火性の高い金庫や、自宅外の安全な場所に保管するなどの対策が推奨されます。また、地震保険では、地震による精神的な損害や事業の中断なども補償されないため、これらに関しても別途の対策が必要になるでしょう。
地震保険の補償範囲をきちんと理解しましょう
地震保険は、地震による建物や家財の損害を補償する重要な保険です。しかし、現金や価値評価が難しい物品は補償対象外であり、これらの損失には別途の対策が必要になります。 地震の予測は困難で、いつどこで起こるか分かりません。そのため、地震保険の補償内容を正確に理解し、適切に備えることが、財産を守るうえでの第一歩といえるでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー 監修:高橋庸夫 ファイナンシャル・プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部