神奈川県内の基準地価 17年ぶりの上昇率 1位の地点は…
tvkニュース(テレビ神奈川)
土地取引の指標となる基準地価が17日発表され、神奈川県内全体では商業地・住宅地ともに17年ぶりの上昇率となったことがわかりました。 ことし7月1日時点の県内の地価は、前の年と比べ「商業地」で6.2%、「住宅地」で3.2%上昇し、過去17年で最も高い上げ幅となりました。 価格が最も高かったのは、横浜駅西口の西区南幸で1平方メートル当たり1680万円。 住宅地では横浜市中区山手町の73万9000円です。 一方、価格の上昇率が高かった場所はというと。 記者 「商業地の部門の1位は、みなとみらいのオフィス街です。 この1年でヤマハの新拠点やKアリーナなどランドマークが続々開業。 今や大企業のオフィスがずらりと並んでいます」 2位はインバウンド需要が回復した鎌倉駅前の鎌倉市小町、3位は新しい市庁舎ができた川崎市川崎区宮前町でした。 また、住宅地の上昇率1位は大型商業施設と湘南ブランドが人気なJR辻堂駅周辺の茅ヶ崎市浜竹。 そして今回2位以降、軒並みランクインしたのがある鉄道の沿線です。 記者 「住宅地で急上昇したのが、去年開通したばかりの相鉄・東急直通線の沿線です」 大和市民 「新横浜駅まで直通で行けるのが便利だと思います」 相鉄線沿線の横浜市民 「便利よ~、こんな時が来るなんて思わなかったよね。 ガストのそばに一軒家ができたのね、そこ6000万円だって」 「そうでしょう。昔は3000万円で済んだけどね」 2位から4位は、大和市の「大和駅」、横浜市港北区の「綱島駅」、保土ケ谷区の「羽沢横浜国大駅」の近くの地点が続きました。 県内の地価上昇について不動産鑑定士は、●高騰する都心と比べ割安感がある●交通利便性の向上●低金利で資金調達がしやすかったことなどが要因と分析しています。
tvkニュース(テレビ神奈川)