ヘンリー王子、大麻使用&大量飲酒で「リハビリ施設」行きは本当だった? "大炎上" の事実に迫る
記事によると、ヘンリー王子が送られたのはロンドンにあるフェザーモア・ロッジ・リハビリテーションセンター。同センターの最高責任者によると、「ヘンリー王子は晩夏のある日、数時間、ヘロインやコカイン依存症から回復途中の数名と話をした。チャールズ皇太子は薬物使用がどのような影響を及ぼすか、ヘンリー王子に学ぶ機会を与えたかったのだと理解している」とコメント。 当時のチャールズ皇太子のスポークスパーソンはこの報道を否定せず、「これは深刻な問題であり、家族内で解決済みだ」と述べている。
ヘンリー王子は回想録『Spare』でこの件について、ドラマ『ザ・クラウン』や当時のニュースとは全く異なることを書いている。 王子の記憶では、2001年秋、王室スタッフでマーコというニックネームのマーク・ダイヤーがイートン校にヘンリー王子を訪ね、「ドラッグをやっているのか否か、ハリーの真実を知るように言われた」と話したという。 ヘンリー王子は、それ(マーコの発言)は「嘘」であったと主張。「チャールズ皇太子のメディア担当アドバイザー(マーク・ボランド)は、チャールズを“不倫した夫”ではなく、“ドラッグにいかれた子供と向き合う大変なシングルファーザー”だと世の中に示す輝かしい敗者復活戦のチャンスと考えたのだ」と。 2002年1月、イートン校に戻った時のことをヘンリー王子はこう書いている。「起きたら、本当の悪夢が起こっていた。新聞の第一面に『ハリー、薬物使用の恥』という大見出しが出て、全7ページにわたってマーコの嘘など色々と書かれていた。記事では私を薬物常習者に仕立てただけでなく、最近、リハビリ施設に入ったことになっていた。 リハビリ施設! 編集者は、マーコと私が何ヶ月も前に、私の代表的な慈善活動である郊外のリハビリセンターを訪問した際の写真を入手し、それを誹謗中傷の架空のストーリーの証拠写真という別な目的に使ったのだ。私は気分が悪くなり、ゾッとした。全国の人がこれを読んで、信じてしまうのを想像した。英連邦中の人々が私の噂話をするのが聞こえるようだった」 そして「これが私の家族、父と継母(カミラ妃)の仕業でもあると思うと、心から悲しかった。彼らがこんなバカげたことをけしかけたのだ。何のために? 自分たちが少しでもラクになるため? 私はウィリー(ウィリアム王子)に電話をかけたが、何も言えなかった。彼も何も話さなかった。が、同情的だった。彼は時々私より怒ってさえいた。なぜなら彼は、メディア担当アドバイザーのことや、この『Spare』で公に晒されることになった裏での取引など、私より内情に通じていたからだ」と続けている。 『ザ・クラウン』のクリエーター、ピーター・モーガンは、シーズン6に取り掛かる前に『Spare』を読んでおらず、ヘンリー王子が否定したことはストーリーの考慮に入れていないという。「ハリーの意見に私の考えをあまり阻害されたくなかった。彼には大いに同情するところがあったが、彼の本を読んではいない」と『Variety』にコメントしている。