イメージが悪い『水上バイク』だが、ボランティアで "水辺の安全を守る"人々もいる。“ 心ある人たち ”の会「シーバード Japan カレッジ」が行われた
「 シーバード 」が抱える 問題
10年間 活動してきた 中で、今、シーバードが“切実な 問題”としている事案がある。 それは、「 次世代の 人材確保 」だ。 各拠点の 隊員数で 一番多いのは 「 6~10 人 」 で 全体の 51%を 占める。隊員数が 「 11人 以上 」になると 約30%、「 5人 以下 」が20% である。 年齢層は、30代~40代が6割と最も多く、最年少は17歳、最高齢は71歳だという。 このまま何も手を打たなければ、隊員の高齢化が進むことは目に見えている。 「 若者の海離れ 」が 取り沙汰される現在、若手の 人材確保は 急務である。 そのための 対策のひとつとして、特殊小型船舶免許の取得に 際し、10~30代の 取得 希望者には 4万円の サポートを 行っている。 さらに、レスキューに関する 資格取得でも、費用の一部を サポートする 制度もある。
しかし、水上バイクを持っているユーザー であっても、シーバードが こういった 活動を していることを 知らない 人が 多い。一般の人なら なおさらだろう。 一般的に「水上バイク=悪」と思われ、「水上バイクは人助けをしていればいい」と言われることも多い。 しかし、水上バイクは単に乗って遊ぶだけの乗り物ではない。乗り手のルールとマナーが伴えば、非常に有益な使い方もできる。 「これからの10年・新しい シーバードの 歴史を 築く 楽しさ 」「 水辺で 楽しむ人たちを 幸せに できる 喜び 」「 子供たち、みんなの 憧れの 存在になる 」 活動方針・報告の最後に、竹長会長が 語ったこの 言葉が、シーバードの 役割を 端的に 表すものであった。 「 地域 社会にとって、なくてはならない 唯一無二のプレゼンス 」と 竹長氏が 語るように、今後は、「 シーバード 」の活動を、より広く 認知して もらうことが重要となる。 年1回、2つの会場で 行われる「 シーバードカレッジ 」は、会の 理念を 再確認する いい機会と なったのではないだろうか。
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