アマゾンの宝石「オニオオハシ」が巣立ち くちばしも成長にあわせ鮮やかに 名護・ネオパークオキナワ
【名護】名護市のネオパークオキナワで、施設のシンボルとして親しまれているオニオオハシのひなが誕生し、来場者を楽しませている。順調に成長してこのほど巣立ちを迎え、28日にはパーク内の「希少種の森」を元気に飛び回った。 【写真】国頭村でシカ、目撃相次ぐ
南アメリカに生息するキツツキ目オオハシ科の鳥で、成鳥になると大きなくちばしが、鮮やかなオレンジ色になることで知られる。美しさから「アマゾンの宝石」とも称され、ブラジルの国鳥になっている。 父親「サンサン」と母親「プティ」の間に生まれたひなは、8月末ごろに巣箱の中で鳴き声が聞こえ、9月末ごろから飛べるようになったという。同施設では昨年、31年ぶりに2羽のひなが誕生し繁殖は2年連続。小さいうちは黄色一色のくちばしが、半年ほどすると徐々にオレンジ色へと変わっていくという。 飼育担当の國枝桃夏さん(23)は「怖がらずに巣の外で飛んでいて肝が据わっているような性格。すぐに成長するので、日に日に大きくなる姿をぜひ見に来てほしい」と話した。
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