元野村証券社員、奪った現金は「バイナリーオプション」につぎ込んだか…強殺未遂事件
広島市西区の高齢夫婦に睡眠作用のある薬物を服用させて住宅に放火し、現金約2600万円を奪ったとして、神奈川県葉山町の無職の容疑者(29)が強盗殺人未遂と現住建造物等放火の両容疑で逮捕された事件で、広島県警は1日、容疑者を両容疑で送検した。容疑者は事件当時、野村証券の社員で、すでに懲戒解雇されている。
捜査関係者によると、容疑者は個人的に行っていた為替相場の上げ下げを予想する金融商品「バイナリーオプション」に、奪ったとされる現金をつぎ込んでいたという。調べに対し、「金は取ったが、火は付けていない」と供述しているという。
県警は容疑者の自宅から睡眠薬を押収。事件当日の7月28日に夫婦の自宅で飲食の約束をしており、計画性があったとみて捜査している。