TポイントとVポイントの融合で何が変わる?業界最大規模のポイント経済圏が誕生
国内初の共通ポイントとして業界を牽引してきた「Tポイント」が、2024年4月22日に三井住友カードの「Vポイント」と融合して、新たなポイントサービスに生まれ変わりました。同日に開催された発表会で語られた内容を中心に注目すべき点を解説していきます。 【画像7枚】新しいVポイントの特徴を画像でチェック!(小栗旬さんと吉高由里子さんのイベント写真も) ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【新しいVポイントが誕生】老舗のTポイントと新興のVポイント
Tポイントが誕生したのは2003年。さまざまな店舗で同じポイントが貯まる日本初の共通ポイントとして登場し、ポイ活の先駆け的な存在として市場を開拓してきました。「初めて貯めた/利用したポイントがTポイントだった」という人も多いのではないでしょうか。今では使える場所は全国15万5000店舗以上に拡大しています。 一方、Vポイントは2021年にSMBCグループの共通ポイントとしてスタートしました。2023年3月には銀行口座・カード決済・ファイナンス・オンライン証券・オンライン保険をシームレスに組み合わせた金融サービス「Olive」の登場によって、さらにその注目度は高まっています。 両ポイントの融合によって誕生する新しいVポイントでは、青と黄色のカラーはTポイントを、名称はVポイントを踏襲しています。会員数はTポイントの1億2800万IDとVポイントの2600万IDが合算され、1億5400万IDとなります。また、「貯める/使う」は従来の方法に加えて、大幅にパワーアップしています。貯めやすく、使いやすいのはなぜかチェックしていきましょう。
【新しいVポイントが誕生】今まで通りに、今まで以上に
VポイントはTカードやアプリの提示に加えて、三井住友カードによる決済によってWでポイントを貯めることができます。従来のTポイント提携先ではこれまで通りに、そして4月22日からは新しい店舗にも提携が広がります。 ●4月22日からVポイントと提携する企業 ・株式会社沖縄テクノクリエイト(ステーキハウス 88、ステーキハウス 88Jr.) ・株式会社 GANKO(がんこ) ・株式会社グルメ杵屋(杵屋、そじ坊、おらが麦など) ・株式会社精文館書店(精文館書店、トレカステーションなど) ・株式会社ゼンショーホールディングス(すき家、はま寿司、ココスなど) ・株式会社タカハシ(タカハシ) ・株式会社チッタ エンタテイメント(ラ チッタデッラ) ・東神実業株式会社(トーシン補聴器センター) ・株式会社丸善ジュンク堂書店(丸善、ジュンク堂書店、MARUZEN&ジュンク堂書店など) ●5月以降にVポイントと提携予定の企業 ・株式会社紀伊國屋書店 ・株式会社好日山荘 ・上新電機株式会社 ポイントは今まで通り、Tカードやアプリをお店に提示すれば貯める/使うことができるのもポイントです。TポイントアプリについてはVポイントアプリへのアップデートが必要ですが、Vpass/三井住友銀行アプリとID連携することで、TポイントとVポイントを合算表示できるようになります。 また、VポイントPayアプリにポイントをチャージすれば、Visaのタッチ決済やECでポイント支払いができるようになります。Visaのタッチ決済は国内だけでなく世界1億店舗以上で使用できるので、実質「Vポイントを世界中で使える」ということになります。