石材団体が七尾の寺院で墓石を整理
北陸朝日放送
能登半島地震で多くの寺院で墓石が倒れる被害が出ました。夏のお盆を前に参拝者の安全を図ろうと石材団体がボランティア活動を始めました。 ボランティア活動に乗り出したのは日本石材産業協会など5つの石材団体です。 真宗大谷派能登教務所の支援要請を受けて、今回は全国18の業者から36人が参加しました。 このうち七尾市小島町の浄土宗宝幢寺では約120基ある墓の9割が被害を受けています。 業者の人たちは震災で壊れた墓石を倒れないよう横にして置き直したり、散乱した石を寄せ集めて参拝者用の通路を開けたりしていました。 ボランティア活動は6月29日まで七尾市の11の寺で行われ、石材団体では今後、奥能登の寺院でも墓地の整理にあたる考えです。