台湾東部地震、死者10人 外国人含む9人依然不明 悪天候で救出難航
(台北中央社)東部海域で3日に起きた地震で、6日午前11時現在、死者は10人、負傷者は1135人、行方不明者は9人、身動きが取れなくなった人は637人になった。中央災害対策センターが発表した。 行方不明者のうち、2人はシンガポール人。花蓮県の景勝地、タロコ(太魯閣)国家公園内のハイキングコースでは6人が行方不明になっている。悪天候や余震が絶えない影響で救出活動が難航している。 中央気象署(気象庁)の統計によると、地震発生から6日午前10時までに起きた余震の回数は600回を超えた。うちマグニチュード(M)6~7の余震は2回、同5~6の余震が21回だった。 身動きが取れない人の大多数はホテルなどがある同公園内の天祥一帯に集中。6日現在、同地から西に隣接する中部・南投県への通行は可能になった一方、花蓮市方面など東に向かう道路の復旧作業が続けられている。 (劉建邦、張祈、李卉婷、余暁涵/編集:荘麗玲)