豊予海峡ルート実現へ取り組み進展を確認 松山で愛媛・大分両県知事が交流会議(愛媛)
中村時広知事と大分県の佐藤樹一郎知事が共通課題に関して意見交換する愛媛・大分交流会議が28日、松山市であった。伊方町の佐田岬と大分市の佐賀関半島の間約14キロを橋かトンネルで結ぶ「豊予海峡ルート」構想の実現に向けた取り組みを進めることを再確認した。 佐藤知事は2023年4月に就任し、県として推進の姿勢を明確にしている。九州にとっては関西間との物流の輸送距離・時間短縮による経済効果が期待されると説明。半導体受託生産の世界最大手が熊本県に進出した中、九州と愛媛県内の半導体関連企業のつながりが深まるとした。両県の観光振興や四国電力伊方原発災害時の広域避難路としても期待できるとし「(引き続き)国に道路整備の調査を一緒に要請してほしい」と述べた。
愛媛新聞社