『Re:リベンジ』“海斗”赤楚衛二はもはや悪役そのもの タイトルに込められた深遠なテーマ
真実を明らかにするための大きな一歩となる若林(橋本淳)の勇気ある行動
そんな中、理事会に現れたのは若林だった。美咲が亡くなったのは、手術中の医療過誤が原因であったと思われることを明かし、その隠蔽に加担したことを理事会で発表する。その隠蔽を支持したのが海斗だったことを証言した若林の勇気ある行動は、真実を明らかにするための大きな一歩となるだろう。 権力と野望に溺れ、真実を歪めてまで理事長の座にしがみつく海斗の姿は、もはや悪役そのものだ。本作のタイトル『Re:リベンジ‐欲望の果てに‐』は、ただの復讐劇ではなく、“権力の座”を目指す登場人物たちの「報復の連鎖」という意味も込められているそうだ。(※)ストレートに読めば、何らかのリベンジの対抗としてさらにリベンジが起こるということだが、まさに物語は今その渦中にある。 また『Re:リベンジ‐欲望の果てに‐』というタイトルは、単なる復讐劇を超えた、深遠なテーマを内包している。サブタイトルの「欲望の果てに」は、本作のテーマでもある「自らの器を超える欲望を果たそうとするとき、人は一体どうなるか?」を指しているとのことだが、今の展開で言えば、この欲望に取り憑かれた人物こそ、海斗であると納得がいく。 海斗の堕落と、陽月や郁弥の正義の追求が激しくぶつかり合う中、いよいよドラマは最終回へと突入する。その結末は、欲望と正義の衝突に対する一つの答えを提示してくれるに違いない。リベンジの連鎖が辿り着く先には、一体何が待っているのだろうか。 参照 ※ https://www.fujitv.co.jp/re-revenge/news/news04.html
すなくじら